連日お届けしている浅草橋食べ歩き企画。今回は飲食店ではなく、お肉屋さんをご紹介。浅草橋名物のお持ち帰りグルメ。
肉の池田屋
この企画の第1回でご紹介した水新菜館のお隣にあるお肉屋さん。こちらの名物といえば、焼豚ライス。
はい。
はい。本当に焼豚ライス。ご飯の上に細切りの焼豚がこんもり。そこに煮ダレをかける。以上! これがうまいのだよ。
こちらのお肉屋さん、焼豚が名物。それこそ一本単位で買う人もいる。そのため大量につくる。かなりつくる。で、こういうものって大量につくったほうがうまい。少量をけちけちつくっても、何故かおいしくならない。量が質をつくる面って結構あるのよね。ご飯を炊くなんてのもそうだけど。ちょっと炊くより、まとめて炊くほうがうまい。
でだ、この煮ダレの味もたまらんのだ。焼豚がメインではあるが、煮ダレが染みたご飯が主役でもある。肉! 飯! タレ! というシンプルな組み合わせだが、これがなかなか癖になる。大で300円ほどというお値段も魅力だ。
難点はだな……野菜不足。そらそうだ。なのでお店にあるお惣菜を買うなり、他のお店で買うなりして欲しい。幸い近くにはオリジン弁当もあるし、セブンイレブンもある。ビタミンとか食物繊維とかを補うなにかを各自で用意して欲しい。
とはいえこの焼豚ライスのいいところは、肉と炭水化物に能力値全振りというところであって、半端にもやしを混ぜたり、彩りに人参を添えたり、ご飯を五穀米にしてみたりとかをしたら魅力が損なわれる。
肉! 飯! タレ!
これがいいのだ。足りないものは別で補完せよ。焼豚ライスに野菜を求めてはいけない。名前通りに焼豚と、ライスだけを求めればよいのだ。