タケルンバ卿ブログ

世界の片隅でだらだら生きる貴族の徒然帳

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実用的BBQおすすめ食材

 こんな記事を見ましてね。

 ちょっと思う所があったので、私視点でのおすすめ食材を書いてみたいと思います。

実用主義

 私はBBQとなると、幹事だったり、ひたすら焼き係だったり運営側にまわることが多いので、食材を考えるにあたり、「焼きやすさ」とか「失敗する可能性の低さ」が中心になります。正直、こうした実用性しか考えていません。

 なので、どんなにうまい食材でも、BBQで扱いづらいものはNG。うまく焼けないものを買うくらいなら、ある程度調理済みのものを買った方が良いという考え方。

焦げやすいものを避ける

 BBQにおいて何で失敗するかというと、まずは焼き過ぎ、焦げなんですよ。焦げたらおいしくない。せっかくの食材が無駄になる。焼けないのはなんとかなるんだけどね。時間かければいいし、火力上げればいいから。

 なので、BBQの失敗防止の第一手は、まずは焦げ防止。焦げなければいつか食べどきになる。

アルミホイル蒸し焼きは万能

 そういう考え方なので、推奨の調理法は蒸し焼きになります。火加減の影響を受けにくいし、焦げにくい。とりあえずホイルで包んで焼けばなんとかなるという考え方。食材を直接炎にあてないことが重要。

二枚貝・エビ・イカ・タコ

 このあたりは無難。焦げにくいし、焼きやすい。

 何が焦げるかというと、糖分(炭水化物)・脂肪・タンパク質なわけですが、肉や野菜と違って、こういう焦げ成分が少ない。仮に焦げたとしても、貝なら外側の殻が焦げるだけで内部に支障はないし、エビも焦げた殻をむいて捨ててしまうのだから問題ない。

 あとは味付けが簡単。とりあえず醤油があればOK。事前の味付けも必要なく、焼けてから醤油をかければいいという点も、焦げ防止の観点から言えばおすすめポイント。下味の調味料が焦げの原因だったりするからね。

 貝類だったら二枚貝、特にホタテが無難。大きい貝の方が扱いやすい。あとはハマグリとか。

 焼く時は、先に平らになっている方が上。焼けたら上下ひっくり返す。この時、殻の根本をねじるように外しつつ、醤油を入れる。そして外した殻をふたにしばらく蒸し焼き。

 このあたりの作業に自信がなければ、あらかじめ磯丸水産とかの浜焼き系居酒屋で練習すると吉。

 エビは殻付きのまま焼くのが無難。塩をパラりくらいでいいかな。貝類同様、大きめの方が簡単。

 イカは新鮮であればワタ入りでゴロ焼きにしてもいい。ワタは焦げやすいので、その場合はホイルで包んで焼くと簡単。

 タコはボイルされたもので十分。バター醤油で焼くとうまいし、もっとイタリアンにオリーブオイルとかバジルソースという手もある。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミバーベキュー深型プレート460×335mm2枚組 M-6644

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミバーベキュー深型プレート460×335mm2枚組 M-6644

 

 こういう調理用のアルミ皿を使うのもおすすめ。

巻き貝はサザエではなく小さめのものを

 元記事にはあったけど、あんまりおすすめしない。火が通りにくすぎるし、火が通ったかを判定しづらい。貝が熱々になって持ちづらいというのも難点。軍手争奪戦が勃発する。

 その熱々のサザエを持って、「誰が爪楊枝を刺して内臓をぐりんって巻いて取るのか問題」も発生するし。焼くのも食べるのも技巧を要する。

 サザエのような巻き貝が好きなら、もう少し小さめのシッタカとかにするといいと思う。これならまだサイズ的に処理しやすい。あるいはつぶ貝とかね。どうしてもサザエなら姫サザエにするといいかも。

魚は一匹丸々より切り身

 基本的に一匹まるごと系はおすすめしない。焦げやすい。表面は焦げてるんだが、内部は生とかの火加減事故が起きやすい。焼き加減の管理がとにかくめんどい。

 遠火でじっくり焼ける環境があるならいいんだけどね。焦げない環境でじっくり火を通せるなら、さんまの塩焼きはいいです。うまいし、安いし。

 焼き加減の目安は目玉の色。表にしている側の目玉に火が通り、白く真珠のようになったら焼けている証拠。裏返す。目がゼラチン状であるうちは、身のほうまで火が通ってないので放置。逆に考えると、目玉が白くならないうちに身が焦げている場合は火が強すぎるってことな。

 魚を焼くなら切り身の方が何かと楽。鮭は元記事でもおすすめしておりますが、私的にもおすすめできる食材。普通に焼いてもいいし、ホイルに包んでちゃんちゃん焼きみたいにしてもいい。タマネギとかキャベツとかを入れてもいいし、きのこ類を混ぜてもいい。

 ホイル包みの中に誰かが飲んでる酒類をちょっと入れる。日本酒でも焼酎でもワインでも構わない(赤ワインは色的にアレだが)。それとお味噌。これで味付けも問題ない。

肉は味付けせずに焼く

 BBQの場合、現場で調理するのが面倒なため、肉とかも味付きのものを選んでしまいがちなんだけども、私は焦げやすいのでおすすめしません。タレがどうしても焦げやすい。

 また味付けも単調になるしね。「味付けしない」という選択肢もなくなるし。味付けしなければ、塩こしょうで食べることもできるし、焼肉のタレを持って行って、その味で食べることもできる。あえて味付けなしで食べることもOKだ。

厚切りハム・厚切りベーコンの汎用性

 牛・豚・鶏。BBQでは何を焼いてもいいのだけれど、あえてハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉をおすすめしたい。特に厚切りのハム、厚切りのベーコン。これを豪快に焼いて食べるのは野外ならでは。あまり家で食べない食材をBBQで食べたい。

 そもそも調理済みのお肉だから、生焼け問題が発生しないし、さりとて焼けば焼いたで香ばしくなって美味しい。ビールに合うことは間違いないし、パンがあれば挟んで食べるのもおつだ。そんなに長時間焼く必要もないから、序盤から食べられるのもいいし、味付け・調味料の必要もない。

野菜は丸ごと焼く

 事前に切ったりするのが面倒なので、野菜は切らずに丸ごと焼いてしまいます。BBQ会場に包丁とかまな板があるとは限らないし、炊事場があるとも限らないし。あればラッキー、なくてもなんとかなるという方が色んな事態に対応できていい。

ピーマンはそのまま焼いて種まで食べる

 ヘタとか種とかとりません。まるっとそのまま鉄板で焼く。直火があたると当然焦げるので、直火をあてないように焼く。

 ぐるっと一周焼け、ちょい焦げくらいでOK。どこも切らず、丸っと焼いたおかげで内部は蒸し焼き。種までおいしい。

ナスとタマネギはホイルに包んで火にくべる

 まるっと1個ホイルで包んで、直接火の中へ。多少焼けすぎても、焦げてしまってもOKです。焦げた皮をむけばいいだけのこと。ナスの皮をむくときは爪楊枝があると楽。皮のところに刺して、すーっと引けばいい。

 蒸し焼きにするので、内部が甘くしんなりと仕上がります。ナスには醤油が最高の相性。タマネギは塩をパラりで最高。

 「火にくべる」って書いたけども、終盤の熾き火とかでも大丈夫。このあたり厳密な火加減必要なし。とりあえず火種にぶちこんで放っておく。それだけでいいです。誰でもできます。やったね、簡単だね。

 とまあこのあたりが個人的なおすすめ食材。はい無難ですね、あまり特筆すべき新事実もありませんね。でも実用性重視だとこのあたりに落ち着くんですよ。自分が焼いたり準備したりするとなると、どうしても無難さ優先になる。

 あ、甘いもの? スイーツ? 詳しい人に聞いてください。

 それじゃあこのへんで。