タケルンバ卿ブログ

世界の片隅でだらだら生きる貴族の徒然帳

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2019年最新版ボージョレ格付け

 全国四千五百六〇万人のワインファンの皆さん、お待たせ致しました。今年も恒例のアレです。ヌーヴォーです。ボージョレの新酒ですわよ、奥様。

今年の『ボジョレー・ヌーヴォー』は、イチゴやラズベリーを思わせる、ピュアでフレッシュな香りです。味わいは滑らかで、エレガントなものとなっております

JAL輸送の2019年「ボジョレー・ヌーヴォー」どんな味? 1日早朝、3192本が羽田に到着 | 乗りものニュース

 なんか去年と変わんねーな。

  • 1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 1996年「10年に一度の逸品」
  • 1997年「1976年以来の品質」
  • 1998年「10年に一度の当たり年」
  • 1999年「品質は昨年より良い」
  • 2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 2001年「ここ10年で最高」
  • 2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 2003年「100年に一度の出来」「近年にない良い出来」
  • 2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 2005年「ここ数年で最高」
  • 2006年「昨年同様良い出来栄え」
  • 2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 2009年「50年に一度の出来栄え」
  • 2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
  • 2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
  • 2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
  • 2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」
  • 2015年「今世紀でもっとも良い出来」「豊かで、しっかりとして完璧なバランス」
  • 2016年「採れたての果実を口の中で頬張ったかのような、みずみずしい仕上がり」
  • 2017年「甘みが凝縮され、まろやかな味わい」
  • 2018年「イチゴやブルーベリーを思わせるような香りを持ち、爽やかで滑らかな味わい」
  • 2019年「イチゴやラズベリーを思わせる、ピュアでフレッシュな香り」「味わいは滑らかで、エレガント」←New!!

 評価を意訳すると「去年と一緒だよ、去年と」です。「イチゴやブルーベリー」という比喩が「イチゴやラズベリー」に変わっただけですし、表現も「爽やか」が「ピュアでフレッシュ」になっただけで、味わいも結局滑らかです。

 この評価を踏まえて「字面だけ格付け」を更新すると、このようになります。

2019年版ボージョレ字面だけ格付け

  • 1.2015年「今世紀でもっとも良い出来」「豊かで、しっかりとして完璧なバランス」
  • 2.2005年「ここ数年で最高」
  • 3.2006年「昨年同様良い出来栄え」
  • 4.2003年「100年に一度の出来」「近年にない良い出来」
  • 5.2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 6.2009年「50年に一度の出来栄え」
  • 7.2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 8.2001年「ここ10年で最高」
  • 9.1999年「品質は昨年より良い」
  • 10.1998年「10年に一度の当たり年」
  • 11.1996年「10年に一度の逸品」
  • 12.1997年「1976年以来の品質」
  • 13.1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 14.2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 15.2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 16.2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
  • 17.2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 18.2017年「甘みが凝縮され、まろやかな味わい」
  • 19.2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」
  • 20.2019年「イチゴやラズベリーを思わせる、ピュアでフレッシュな香り」「味わいは滑らかで、エレガント」←New!!
  • 21.2018年「イチゴやブルーベリーを思わせるような香りを持ち、爽やかで滑らかな味わい」
  • 22.2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 23.2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
  • 24.2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
  • 25.2016年「採れたての果実を口の中で頬張ったかのような、みずみずしい仕上がり」

 20位です。やりましたね。

 まあ、去年と同じだよというわけなんで、比較としては去年としか言いようがありません。で、去年との比較ですが、去年にはないエレガントさが本年にはあると解釈し、去年よりは上、ということでの消極的なランク付けとなりました。

 最近は2015年の「今世紀でもっとも良い出来」以来どうも低調であります。そのうちまた評価のインフレが来るかもしれないですけどね。

 それでは来年もまたこの記事でお会いしましょう。良いワインで、良い人生を。ヌーヴォーは明日解禁です。