タケルンバ卿ブログ

世界の片隅でだらだら生きる貴族の徒然帳

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誰そ彼(釜石・海鮮)

 二日目の夜は釜石泊まり。

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 今年もこちらへ。

 昨年食べたお刺身が衝撃的だったので。是非今年も食べに行こうと、今回はあらかじめ予約して行きました。


 予約の時間にお店に行くと、テーブルには既に二品用意。コースのお値段に関わらず出るものなのかな。昨年はおまかせの4,000円にしたので、今年は5,000円にする。

 うなぎ白焼き。うまい。うまいけど普通かな。釜石でうなぎ。なんか違和感ある。

 鮭焼いたの。……なんじゃこりゃ。うめえ。鮭焼いただけなのに妙にうまい。日本酒と合ってしょうがない。冷酒をちびりちびり。

 どーん。お刺身来襲。なんじゃこりゃ。なんかいろいろ無造作に積んである。が、どれも厚切りでうまい。

 「お刺身は厚切りがうまいんだよ!!」

 と店主熱弁。うむ。うまい。

 今回の一等賞は真ん中後方にあるほたて。

 分厚いほたて。普通はスライスしたり、最低でも半分くらいに切るが、一個まるごとどーん。

 「ほたての甘さはまるっと一個食べないと!!」

 というわけで醤油をちょっとつけて頬張る。ぷりぷり。甘々。ねっとり。おおおおお、こりゃうめえ。

 「このサイズのが育つのに四年かかったんだよ」「今まで出せなかったんだよ」「今年やっと出せるようになったんだよ」とのこと。津波で貝類の養殖も被害を受け、ほたての養殖もいちからやり直しになった。それから四年。やっと店主の満足いくサイズのほたてが育った。

 メカジキの煮付けまで出していただいた。

 実は昨年食べた煮付けがとてもうまくて、相方がその話をしたら追加で作ってくれた。

 びっくりしたのは刺身用の陳列ケースに置かれていたものを、むんずと取り出し、そのまま煮付けに使ったこと。刺身用のかよ! 仕入れわけてないのかよ! そらうまいわ!!


 これまた妙にうまいシメのお椀をいただきつつ、わざと残しておいたお刺身をざぶんと醤油につけてご飯にオン。幸せな丼を食べて宴は終わる。

 釜石必食の一店。また来年も食べに来よう。